猫は犬とは違い一般的にしつけにくいといわれています。 飼い主との関係性ですが、犬との関係が主従関係であるならば、猫との関係は親子や兄弟のような関係と言われています。 このことを知っていれば猫の行動がより理解しやすくなるでしょう。
猫のしつけは命令することでの効果はほとんどありません。 命令されたり叱られても、そもそも猫は従う気はありません。 猫はしつけるというより上手にコントロールするというスタンスで対応しましょう。 そこで重要なのは、猫の立場になって考えてあげることです。
その場で叱る
猫は後から怒っても何のことかわからないので、いけない事をした現場に出くわしたときのみ叱るようにしましょう。 叱る時には、猫の目を見て短く分かりやすい言葉で叱ります。 また、叩いてしまうと今後言うことを聞かなくなり、噛み癖のある猫になってしまう危険性があるのでやめましょう。
一貫性を持つ
「今日はよくて、明日はダメ」といったしつけは猫が混乱するのでやめましょう。 猫は同ことを叱るとためらうようになり、そうでないときは平気で同じことを繰り返します。 これは猫の習性なので、一貫性を持ち続けることが重要です。
根気強く
猫はそもそも人に従わないので根気強く対応しなければいけません。 猫はしてはいけない事を理解しても、飼い主の顔色次第でわざとしてはいけないことをしたりします。 猫の特徴を理解していると、飼い主が感じるストレスはぐっと低くなります。
猫のしつけは犬と違ってしつけにくく根気強さが必要です。 猫と快適な生活を送るために、飼い主が猫の立場になって考えてあげることが重要です。