迷子にならない為の予防策を知っておくのはもちろんのこと、迷子になる原因を知っておくことは重要です。
現在、日本全国で飼われている犬や猫の数はおよそ1,973万頭と推計されています(平成28年 一般社団法人ペットフード協会調べ)。 その中で、1年間に自治体の保健所や動物愛護センター等に引き取られる犬や猫の数は、年間およそ11万4千頭にのぼります(平成28年度)。
[出所] 環境省 _ 人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト | 現状と推移
犬が迷子になるとき
・花火や雷などの大きな音がしたとき
迷子になる原因の多くが大きな音に驚いた時です。
・門のすき間や開いた窓から外に
宅配が来て玄関を開けたすきに出て行ってしまうことも多いようです。
・係留具が破損していた
屋外で飼っている場合に多いので、定期的に点検するようにしましょう。
・旅行先で
慣れない土地に連れていくときは、首輪が緩くなっていないか確認しておきましょう。
・盗難に気を付けよう
庭で飼っている、買い物中に外に繋げて待たせているなど悪意のある人に盗難される可能性があります。
※去勢していないオス犬は、数km先の発情したメスの臭いに惹かれて、家を抜け出していくこともあります。
猫が迷子になるとき
・玄関のドアから
飼い主が玄関を出入りする際にすり抜けてしまわないよう、注意しましょう。
・窓の隙間から
室内飼いの猫が外に出て土地勘が分からず、帰ってこれなくなりることがあります。
・いつも戻ってくるのに戻ってこない
放し飼いの猫が、病気や交通事故で動けなくなることも多くあります。
・強い猫に負けて帰れなくなる
ケンカに負けてなわばりを追い出され、家に帰れなくなることがあります。
・窓やドアの戸締まりをしっかり
家を留守にする際にはもちろん、家に人がいるときでも注意が必要です。
しっかりと係留(鎖や綱で繋ぐ、檻や柵に入れる、部屋から出さない等)の対策をしておきましょう。
玄関のドアや窓の開け閉めの時は、ペットを目に届く範囲に居させておくなど脱走されないように気を付けましょう。
・外出時は首輪やリードを付ける
お散歩時など外に出している時のノーリードはとても危険です。
また、放し飼いは条例で禁止されています。
首輪は飼い猫・飼い犬の証でもあるので、もし迷子になって保護された時に飼われていることがわかってもらえるので、必ず付けるようにしましょう。
・ペットが混乱または興奮しそうな場所では要注意
人が多い場所や初めての行く場所といったペットが混乱または興奮しそうな場所では、十分注意しましょう。
特に大きな音がするような花火大会や盆踊りなどは一緒に連れていくことは避けたほうが良いでしょう。
普段は大人しくても、花火など大きな音にビックリしてどこかへ逃げて行ってしまったという話はよくあることです。
・犬鑑札・マイクロチップ・迷子札をつける
飼い猫には飼い主の連絡先が分かる迷子札をつけましょう。飼い犬には犬鑑札、狂犬病予防注射済票を着けましょう。
首輪が抜けたり外れたり、迷子札が取れてしまうこともあるので、マイクロチップを入れることを検討してもいいかもしれません。
大切な家族の一員であるペットの安全を守るのは飼い主の責任です。 そのため、迷子になる原因を知り、その予防することはなによりペットのために必要なことです。 日頃からペットの生活には十分に気を配り、守ってあげましょう。また、迷子になってしまっても、あきらめずに探しましょう。