犬が迷子になる理由は様々ですが、どういった時期に迷子になりやすいのかご紹介します。飼い主が事前に注意しておくことで迷子にならずに済むよう対策をしておきましょう。
【月別迷子発生件数】
迷子ペット.NET調べ(2017年10月~2018年9月)では月別に迷子の発生件数を集計したところ、8月に最も多く発生していることがわかりました。雷や花火の大きな音に驚いて逃げ出してしまったというケースが多いようです。
犬にとっては「恐怖の8月」
花火大会やお祭りや盆踊りには連れて行かない!
楽しいイベントが目白押しの8月ですが、犬にとっては恐怖を感じてしまうことがあります。
花火大会やお祭りや盆踊りなどで出る大きな音は犬によっては大きなストレスになります。
ストレスを抱えると、家の中を走り回る、雄叫びをあげる、ガタガタ震える、ヨダレを垂らすなど反応は様々です。
夏の天気にも注意!
台風で風が強くなったり、雷が鳴り響いたりと大きな音が怖く感じる犬にとってストレスになります。
また最近では、ゲリラ豪雨も発生するので、脱走には要注意です。
長時間留守番させる際は、不安から逃げてしまうことがあるので、この季節にはできる限り逃げ出さない対策をするようにしましょう。
もっとも、飼い主がそばにいることが何よりも安心するので、できるだけ長時間留守番させることは避けたほうがいいでしょう。
犬の迷子の発生場所では、自宅が79%で、散歩中13%を大きく上回りました。
自宅での発生では、「雷や花火の音に驚いて逃げ出してしまった」というケースに加え、屋外飼育では「庭に繋いでいた係留具が壊れてしまい 気付いたらいなくなっていた」なども見られます。係留具は定期的に点検し、傷みなどがみられる場合には早めに交換をすることが大切です。
室内飼育では、「風通しのために開けていた窓や玄関から出ていってしまった」「来客の際、玄関を開けた瞬間に出ていってしまった」というケースが見られました。不意の行動に備え、犬用ゲートなどを利用することが迷子の予防につながります。
また、散歩中では「店頭にリードを繋いでおき、戻ったらいなくなっていた」というケースも少なくありません。愛犬を店頭に繋いでの買い物は、迷子だけでなく、これからの季節は熱中症の危険も高まりますので特に注意が必要です。
[関連URL]迷子犬のアンケート結果(2018年8月~9月)
犬の聴力は人の実に4倍!
犬の耳は人間よりはるかに発達しています。また、犬が聞こえる音の高ささは、人間よりも高音の方までで、 数字で表すと人間の16000ヘルツにたいして犬は38000ヘルツまでとなり、人間が聞き取れる高い音よりはるかに高い音まで聞き取れます。 この高周波の音が苦手で掃除機を怖がると言われています。犬にとって大きな音だけでなく、高い音にも気を付けてあげるとよりよいでしょう。
迷子犬を探すときの鉄則はできるだけ早く捜索することです。 犬は、逃げて行った方向が分かる場合、最後に走り去っていった方向にいることが多いようです。 しかし、カミナリや花火の音に驚いて逃げてしまった場合には、音とは反対の方角へ逃げている可能性があります。 また、なじみのある近所、散歩コースにいることも考えられるので、早めに捜索しましょう。
【迷子犬の行動範囲を検索】愛犬が迷子になってしまった時、行動範囲を調べることができます。
捜索の手がかり、ポスターの掲示、周辺の人への聞き込みの際にお役に立てれば幸いです。
迷子犬の行動範囲を検索:https://maigo-pet.net/dog/map.php
今一度自宅での愛犬の飛び出し防止対策を見直すことをお勧めします。窓や雨戸を閉める、庭の門やフェンスを確認、係留具は壊れていないかなど気を付けておきましょう。 しかし、愛犬がおびえているときに飼い主がそばにいてあげることが何より大切です。できる限り愛犬のそばで安心させてあげましょう。
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できるだけ多くの人に声をかけ、ポスターもいろんな場所に貼りましょう。